株式会社マルキンサトー

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激動の戦後から再創成の令和へと続く当社の歩み。

マルキンサトーは、金属スクラップおよび中古機械の販売会社として1937(昭和12)年に札幌市中央区で創業しました。その後、創業者の急逝や太平洋戦争による休業をはさみ、終戦直後の1946(昭和21)年から事業を再開。終戦の混乱期に中古機械の買い付け・転売で全国を奔走し、順調に業績を伸ばしていきました。

1953(昭和28)年の法人化から1970年代にかけては、高度経済成長の恩恵も受け着々と現在の基盤を築いていきました。1980年代から1993年頃までは、いわば発展期。石狩湾新港地域への進出に始まり、コイルセンター業やビルドH鋼製造業、スプライスプレート製造業など、主に建築需要の取り込みを目指して精力的に新規事業に取り組みました。

バブル崩壊からの長引く不況の影響を大きく受け、それまで確実に成長を遂げてきた当社も、2000年~2010年代は事業の整理と立て直しを余儀なくされますが、苦しい時期を経て、新規投資ができる状態にまで回復することができました。

令和という新しい時代は再創成期と位置づけ、そのスタートとして石狩第三工場ならびにファイバーレーザー溶断機の新規導入へと踏み切りました。

代表取締役社長 佐藤 雅則
代表取締役社長佐藤 雅則
企業の存在価値を一層高め、変化する時代に適応

企業の存在価値を一層高め、変化する時代に適応する。

創業から約80年が経ちましたが、こんにちの鉄鋼業界を取り巻く環境は決して順風とは言えません。世の中の価値観も多様化しており、そこに対し企業としていかに適応していくかが今後の課題です。

「モノ」ではなく「コト」を売る時代にあって、当社もどのようなコトをお客さまへ提供できるかが問われています。それは最大の武器である「ワンストップ機能の発揮」を、マルキンサトー単体ではなくマルキングループというもっと大きな枠組みで提供できるよう磨いていくことだと考えています。

経営は「環境適応業」であり、その使命は会社を永続発展させ続けていくことにあります。これまで当社が存続できたのは、「お客さまに頼りにされ、愛されてきた」からであり、また「社員の心」が離れずにいてくれたからに他なりません。これこそ当社の存在価値であり、これからもその精神を継承し、多様化する価値観や外部環境の変化を鋭敏に感じ取り適応し続けていくという強い思いを持っています。

5年後、10年後。その先を見据えた「商い」のあり方。

当社の主要事業は鋼材の卸売り、剪断・溶断(切板加工)、コイルセンター、金属スクラップの4事業。売上の95%以上を占めるこうした素材の卸売業を、ワンストップ機能の商いへと置き換えていくことが目下のビジョンです。目標は5年以内に売上比率30%を達成すること。加えて長期的には2030年の社会変化を予測し、それに合った事業への転換を考えています。

もう一つ高めていきたいのが、社員一人ひとりの満足度です。給与などの待遇面はもちろん、知識や技術を習得したいという思いに応えることや、安心して子育てできる環境の提供、発寒と石狩の両事業所がある地域の皆さんへの貢献を通して得られるものといった精神的な充実感も含みます。目指すのは、鉄鋼業界における社員満足度で、誰もが真っ先に名前を挙げる企業です。

人生とは「尽生」、つまり人に尽くして生きることであり、仕事とは自分ではない他人のために行うもの。それはやがて必ず自分へと返ってくるはずです。社員の満足度を高めることが結果的には顧客満足度を高め、社員一人ひとりの人生を輝かせることにつながると信じています。

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